コンゴ(旧ザイール)・クバ族の草ビロード

 クバはラフィア椰子(ヤシ)と呼ばれるヤシの木の繊維を編んで作る敷物や壁掛けで、旧ザイールのクバ族が伝統的に作っていたところから、通称がクバと呼ばれています。日本では「草ビロード」という名称で呼ばれることが多いようです。クバの本はこちら

 色の違う繊維が使ってありますが、どちらも天然のラフィア椰子の繊維です。

 模様は幾何学的なものですが、手作りらしくかっちりしていませんし、また、一枚の途中で模様のパターンが変わったり、一部だけが変わっていたりと、とてもユニークなものです。

 次第に作り手が少なくなり、アフリカではアンティークショップに並んでいます。欧米をはじめ、人気も高く、額装して壁に飾るのが一般的なようです。

 日本ではまだまだ知られていませんが、額に入れたものが5万円という値段で売られていたのを見かけたことがあります。

 左の写真は57センチX48センチのサイズのものです。