アフリカのヤツガシラ
Hoopoe という鳥のグループには日本語ではヤツガシラ、という総称がついていますが、頭の羽を立てて「ヤツガシラ」になれるのは1種だけで、その他の者たちは科も違い、比較的地味です。良く見ると羽に艶があったり、白い模様があったりしてなかなか美しいのですが。
これは African hoopoe 名前のとおりのヤツガシラです。頭の毛を寝かせた状態の所です。長いくちばしは昆虫をつまみ出す為のものです。
Green wood hoopoe というのがこの鳥の名前です。どこが Green ?と思われるでしょうが、くろっぽい羽が光に当たると緑の光沢があるのがわかります。写真では小さく見えますが、尾まで入れると30cmくらいはあるでしょうか。湾曲しているくちばしは、ご覧のように樹皮の隙間の昆虫などを捕らえる為です。
これはちょっとわかりにくいですが、black-billed green wood hoopoe といい、上の
Green wood hoopoe に非常に近い鳥です。見分け方はくちばしの色です。上の鳥が真っ赤なくちばしなのに対してこちらは真っ黒です。どちらもナクル湖での撮影です。