アフリカの太陽鳥

サンバードは一見アメリカ大陸にいるハミングバードに似ていますが、分類上は全く異なった鳥です。

これは golden-winged sunbird （金の翼のサンバード）です。タンザニアのセレンゲティ国立公園で撮影しました。これはサンバードとしては大型の方ですが、それでもしっぽを含めても 23 cm しかありません。

これは amethyst sunbird （アメジスト色のサンバード）です。ケニアのナロモル・リバー・ロッジで撮影しました。ここはケニア山登山の基地として有名ですが、ケニア国内で良く知られたバードウォッチングのポイントでもあります。

これは多分 malachite sunbird l（孔雀石色をしたサンバード）だと思います。東アフリカの高山地帯に住んでいます。この写真はキリマンジャロ山の標高3000m以上のところで撮影しました。東アフリカの高山地帯には奇妙な植物が多く、写真に写っているのはキク科の giant groundsel です。いわばフキノトウのお化けです。

これは多分 northern double-collard sunbird （北にいる二重襟サンバード）だと思います。撮影地はナロモルだったような気がしますが、随分前のことで良く覚えていません。

これは variable sunbird （変化に富むサンバード）だと思います。サンバードは光の加減で色が異なって見えたり、また図鑑の色と実物が随分違っていたりと、同定が難しいことがあります。これはケニアのナイバシャ湖畔で撮りました。

こちらがオスです。背中側からの写真ですが、メスとの違いがわかると思います。

これは beautiful sunbird です。逆光で大してビューティフルに写らなかったのが残念です。ケニアのアンボセリ国立公園での撮影です。

これは Hunter's sunbird です。胸の紅いのが特徴ですが、下の scarlet-chested sunbird とも間違い易いです。どこで撮ったのか覚えていません。

こちらが scarlet-chested sunbird です。この写真では写りが悪くて Hunter's sunbird と区別が出来ませんが、胸の赤のところの模様が少し違い、また喉の色なども違っているので、双眼鏡で実物を観察すると区別がつきます。これはナイロビ国立公園での撮影です。

これは mariqua sunbird といいます。どうもサンバードの色は、図鑑の絵と違っていることが多く、同定するのに困ってしまうことが多々あります。光沢のある羽を持っていますから光の加減もあるでしょうが。

これは Kenya violet-backed sunbird です。くちばしも比較的まっすぐで短く（写真ではわかりませんが）、ちょっと一見サンバードぽくない鳥です。背中は美しい紫色をしています。